来場者・学内生へ

学長挨拶

大正大学学長 髙橋秀裕

鴨台祭と「心のつながり」

今年も落ち葉の舞う季節となりました。巣鴨の地・大正鴨台キャンパスにおいて「第8回鴨台祭」が開催できることを心より嬉しく思っております。毎年「鴨台祭」には、学生諸君とその家族や友人、卒業生、教職員、元教職員、地域の方々と、本当にたくさんの方々が集い、素晴らしい空間と時間が出現します。今回はオンラインでの開催となり、例年とは違った、どんな空間と時間が出現するのでしょうか。大変楽しみです。実行委員や関係者の皆さんが、掲げた統一テーマに基づき、毎日毎日長い時間をかけて準備をしてくれました。メンバーの皆さんの熱意と努力に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう!

さて、今年の第8回鴨台祭のテーマは「心は満に」です。毎年、テーマについて感心しますが、今回は特に時宜を得たテーマで感じ入るものがあります。世界中がコロナ禍に襲われ、わずか数ヶ月で世界の風景が全く変わってしまいました。すでに大学では授業や会議等がオンライン化され、様々な課題もあるなか、ほぼ順調に進んでおります。このような非常事態にならない限り、オンライン化のメリットよりもその弊害が指摘されるだけで実現は不可能であったと思われます。

しかし一方で、感染防止のため身体的な距離を置くことを求められ、同時に心のつながりが希薄になることで、心の苦しさを抱える人も少なくないでしょう。コロナ禍によるさまざまな制約がもたらす学生たちの心と体への悪影響が心配でなりません。キャンパス閉鎖が長期化し、ほとんどの学校行事が中止となり、課外活動も禁止。学生たちは対面授業だけではなく、交流の場、表現の場をも失ってしまいました。

ここに伝統ある鴨台祭が始まります。それも史上初のオンライン開催です。実行委員が中心となり、学生諸君や友人、卒業生、教職員、元教職員、地域の皆さんの心を結束し、笑顔や笑い声の絶えない心の「つながり」の回復を目指して、一生懸命に企画してくれました。どうか大勢の皆さんがこの鴨台祭への参加を通して、「心の容器をいっぱいに満」たし、コロナ禍を乗り越えていただきたいと切に願っています。

この鴨台祭にご参加いただく地域の方々、企業や商店の方々、主役である学生の皆さん、大学関係者、そして関係するすべての皆さんに改めて感謝の意を表するとともに、大正大学が地域コミュニティーの中核となり、教職員や学生はもとより地域の皆さんとのコミュニケーションが益々拡がることを大いに期待し、ご挨拶といたします。

 

委員長挨拶

第8回鴨台祭実行委員会

委員長 髙橋晴夏

鴨台祭のHPをご覧いただきありがとうございます。

第8回鴨台祭実行委員会長の髙橋晴夏と申します。

大正大学の学園祭である鴨台祭は、平成24年度まで「銀杏祭」という名称で開催され第36回を数えておりましたが、平成25年度より現在の「鴨台祭」と名称を改め、今年で第8回を迎えることとなりました。オンライン開催という新たな挑戦でしたが、大学関係各所、教職員の皆様、また、日ごろお世話になっている商店街、近隣住民の方々、多くの皆様からのご支援、ご協力によって今年度も鴨台祭の開催が出来ますことを実行委員一同、厚く御礼申し上げます。

さて、第8回鴨台祭のテーマは『心は満(みつ)に』です。オンライン開催ということで直接お会いすることはできませんが、心の距離は変わらず、鴨台祭で心を満たす2日間を感じていただけたら幸いです。

第8回鴨台祭を通して大正大学の活動や雰囲気を知っていただき、多くの方と満ち足りた時間を過ごしていただければ幸いです。今までとはひと味違う鴨台祭で参加団体の発表や活動の成果を通して大正大学の魅力をお届けします。

オンライン開催ならではの鴨台祭を最後までお楽しみください!